日本比較法研究所主催シンポジウム参加報告
先日、中央大学駿河台記念館で開催されたシンポジウムに京都支部員が参加致しました。感想が届きましたので、ご報告いたします。
10月5日と6日の2日間、東京お茶の水にある中央大学駿河台記念館で「終末期医療、安楽死・尊厳死に関する総合的研究」と題するシンポジウムが開催され、刑法の只木教授と京都支部のご配慮で参加させて頂きました。(本当にありがとうございました。) このシンポジウムは日本比較法研究所の主催、独日法律家協会の後援で開催されており、日本だけでなくドイツとスイスからもご高名な先生が多数(教授だけで20名以上!!)ご講演下さいました。 ドイツ語が全く理解できない私【支部注 これはご謙遜です。大半は理解しておられたと伺っております】でも、優秀な通訳の方々と日本語に丁寧に翻訳されたレジュメがあるのでなんとか理解することが可能でした。 もっともドイツやスイスの法制度、医療制度については知識がなく、理解するのに精一杯で質問どころではなかったのが残念でした。それでも休憩時間には日本の先生方だけでなくドイツの先生方も気さくに質問に答えてくださるアットホームな雰囲気でした。 非常に重いテーマですが、世界の国々(ドイツやスイスだけでなく早稲田大学の甲斐教授からは英米仏の議論も紹介がありました)と日本との文化的土壌の違いも明確になり、非常に有意義な2日間でした。
追記 駿河台記念館は11月30日に建て替えのため閉館予定です。最終日の11月30日には千代田支部主催の曲田先生による刑法各論学習会があるそうなのでこの機会に趣ある駿河台会館をぜひ訪れてください。(詳しくは学生会支部→千代田支部のホームページをご覧下さい。)
京都支部宛て、シンポジウムへのお誘いのご連絡を頂いたのが、開催の数日前のことでした。そのため、大々的にご案内をすることができませんでした。 しかし、今回、当支部から是非にと推薦させて頂いた方は、医学の知識と法学の素養を併せ持つ今回のシンポジウムにふさわしい方であり、只木先生も大変歓迎してくださったと伺っております。 このような素晴らしいシンポジウムを開催してくださいましたこと、また、(本学から遠い当支部まで)ご案内を頂きましたことに心より感謝いたします。ありがとうございました。