最高裁判所を見学したお話
先日、東京を訪れる機会があり、せっかくなので、最高裁判所(と、国会議事堂)の見学をしてきました。
最高裁判所
映像でみることも、お話にでてくることもよくある「最高裁判所」。
現在は、申込をすれば、(職員さんの案内に従って)見学をすることができます。
写真はあまりみることができない最高裁の裏側です。
残念ながら、内部写真撮影禁止。
東京近郊の方は、社会見学でいかれるとも聞きますが、
なかなか、関西からは用事がない限り、見学のみを目的に伺うことはないので、いい機会でした。
職員でも、最高裁はなかなか訪れることもなく、また、弁護士でも最高裁で弁論が開かれる時ぐらいでしょうか。行くのって。
最高裁の法廷が開くときは、憲法上の問題点が争点となっているときですから、多くはありません。
大法廷が開かれるのは、年間5件程度とのことでした。
最高裁判所の建物は1974年建造。建物は堅牢なつくりであることは当然ですが、大法廷
には、絵画ひとつにも、意味があり、また、音響などもすべて考えて造られていることがわかります。機会があれば、見学されるのもいいかもしれません。
大法廷の写真は撮れないので、頂いたパンフレットを。
18頁のパンフレットは、丁寧に読むと裁判の大まかな流れがわかるようになっています。
ご存じのように、最高裁判事は15名。
裁判官から6名、弁護士から4名、検察官2名、
法律学者1名、行政官2名(うち、外交官1名)とのこと。
奇数なのは、同数で結論が出ないことを避けるためというのはご存じの通りです。
大阪弁護士会所属の先生(弁護士)も最高裁判事に着任されていますね。
以前、弁護士会から押す、最高裁判事がどのように決まるのかわからず、お知り合いの弁護士に直接聞いてみたことがあります。
単刀直入に「自薦ですか?他薦ですか?」と(失礼を顧みず)お伺いしたのですが、「他薦です。選ばれる先生は優秀ですよ」とのことでした。
よその事務所の先生でも優秀さは分かるものなのだなあとぼんやり考えていた私ですが、その時にお知り合いの弁護士がおっしゃったのは、「今の大阪弁護士会で最高裁に行けるのは〇〇先生、もう少し、期が下がれば〇〇先生だと思います」でした。
そして、その何年か後、その先生方が最高裁判事になられました・・・。
私には計り知れない優秀さだ・・・(笑)と感心したことを思い出しました。
もう一か所は国会議事堂
こちらも同様に見学した国会議事堂です。残念ながら、曇りで、パンフレットのようにはいきませんが(笑)。見た友人が、なんで毒々しい空と笑っていました。
衆議院も参議院も見学コースがあります。
どちらも一日で見学は可能ですが、各院によって見学コースの開始時間が違うので、気をつける必要がありますね。
この日は参議院を見学しました。
中に入ってみて、本当に半分に参議院と衆議院が仕切られていることにまず、驚きました。これは常識の範疇なのかも・・・しれないですが、向かって左半分が参議院、右半分が衆議院です。建物の中、半分で分かれています。
見学は、ちょうど半分までです。そして、建物の真ん中で、衆議院を見学している方に出会います。
でも、警備の方がたっていらして、向こう側にはいけません。
国会の内部なんでどのようになっているか、あまり考えたこともなく、実際に見学して気づくことも多くあります。
ご興味がおありの方は、一度見学してみてくださいね。
永田町は、本当に警察官の方が多かったです。このご時世・・・でしょうか。
おまけ
赤坂にある、赤坂日枝神社。永田町が近く、参拝者は政治家の方も多いとのことでした。
ちょっとあやかってみたくて、参拝してきました。
政治家さんって、割とゲンを担ぐ方が多いのかもしれませんね(笑)
出世できるかも♪そういえば、今回、見学した国会も、建物を完成させないとおっしゃっていました。一部、未完のまま。完成すると、崩壊が始まるから・・とのこと。これも、一種のゲンかつぎ?